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確定申告書の正しい書き方を紹介!確定申告書A・Bの違いとは?

確定申告書の正しい書き方

「確定申告書の書き方って難しそう」「初めてだから分からないことだらけ」

確定申告を行う際には確定申告書を作成しますが、書き方がいまいち分からないと不安に思っている人は多いようです。

確定申告書の様式にはA・Bの2種類があり、どちらかを選択する必要があります。

今回は確定申告書の書き方のポイントや違いをまとめましたので、紹介していきます。

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確定申告書の種類をチェック

確定申告を行うすべての人に共通する書類として確定申告書があります。

確定申告書にはAとBの2種類があり、申告する内容によって変わってきますので、どういった人が対象になるのか紹介していきます。

確定申告書Aは、記入する項目が少なく使いやすい仕様になっています。

対象者として、申告する所得が給与所得・公的年金・配当所得・その他の雑所得・一時所得に該当する人になります。

確定申告書Bは、記入項目が多くどんな職種の人でも使えて汎用性があります。

対象者として、個人事業主やフリーランスの人が該当しますが、所得の種類に関係なく誰でも使うことが可能です。

確定申告書の書き方

確定申告書のAとBのそれぞれ第一表と第二表で構成されています。

第一表と第二表を作成して2枚一緒に税務署へ提出します。

書き方を順を追ってみていきましょう。

確定申告書A

【第一表】

①収入金額等
源泉徴収票の「支払金額」を「給与㋐」に記入します。

②所得金額
源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」を「給与①」に記入します。
給与以外の所得がない場合は「合計⑤」にも同じ数字を記入します。

③所得から差し引かれる金額
自分に該当する各種控除額をそれぞれ記入します。

④税金の計算
「所得金額の合計⑤」から「各種控除金額の合計⑳」を差し引いた額を「課税される所得金額㉑」に記入します。

⑤その他
配偶者に所得があった場合は、前年度の合計所得金額を「配偶者の合計所得金額㊶」に記入します。

【第二表】

第二表の各項目については第一表で記入した額をすべて記入します。

確定申告書B

【第一表】

①収入金額等
該当する項目に1年間の収入を記入、個人事業主やフリーランスの多くは「事業・営業等㋐」のみの記入になります。

②所得金額
「営業等㋐」から青色申告控除による金額などを差し引いたものを「営業等①」に記入します。すべて計算後、合計金額を「合計⑨」に記入します。

③所得から差し引かれる金額
該当する項目について各自記入します。

④税金の計算
「所得金額の合計⑨」から「各種控除金額の合計㉕」を差し引いた金額を「課税される所得金額㉖」に記入します。
「課税される所得金額㉖」に所得税率をかけた後の金額を「上の㉖に対する税額」に記入します。

⑤その他
項目に従って該当するものがある場合に記入します。

【第二表】

所得の内訳や初回保険料控除の内訳など、所得控除や所得についてさらに具体的に記入します。

まとめ

確定申告書の大まかな書き方を紹介しました。

作成は難しいと感じる部分もあるかと思いますが、所得の内訳や経費の再確認ができることで今後の節税意識も高まると思います。

まずは全体の構成を理解することが大切です。